福島の温泉おすすめ6選 – 歴史と温泉を楽しむ旅を求めて

都道府県別 おすすめの温泉

 

福島県は豊富な自然環境に恵まれており、その中には多くの温泉地が点在しています。特に、会津芦ノ牧や土湯温泉のような歴史的背景を持つ古湯が多数存在し、その魅力を訪れる人々に伝えています。磐梯山を中心とした美しい風景と組み合わせて温泉を楽しむことができるのは、福島県の大きな特徴です。また海側にも魅力的な温泉地を有し、様々な要望に応えてくれるのが福島県の温泉地と言えます。そんな福島県の温泉地を6か所ピックアップしてみました。

 

1. 会津東山温泉

会津東山温泉は、福島県会津若松市に位置する歴史的な温泉地です。この温泉地は、その美しい自然環境と伝統的な旅館や施設で知られています。また、白虎隊の町としても知られ、多くの観光客が歴史的な背景や文化に触れるために訪れます。

観光地

  • 白虎隊の町:会津東山温泉は「白虎隊の町」としても知られています。白虎隊は幕末の戊辰戦争時に活躍した会津藩の少年兵で、その歴史や背景を学ぶことができる施設やモニュメントが町に点在しています。
  • 東山温泉街:伝統的な旅館や料亭が並ぶ風情ある街並みで知られる東山温泉街。湯川沿いには足湯も設置されており、散策しながら温泉の恩恵を受けることができます。また、古い建物や射的場など、昔ながらの温泉情緒も感じられる場所です。
  • 大内宿:会津東山温泉から車で少し移動すると、江戸時代の宿場町として栄えた大内宿があります。古い街並みがそのまま残されており、時代を感じさせる風情があります。特に、古い家々の屋根には、雪国特有の茅葺き屋根が使用されており、見応えがあります。

泉質:会津東山温泉のお湯は、その豊富な成分と効能で知られています。具体的な泉質の詳細や成分は、各旅館や施設によって異なる場合がありますが、一般的には、肌に優しく、リラックス効果や健康促進の効果が期待される温泉として多くの人々に愛されています。

オススメの層:歴史や文化に興味がある方、リラックスや健康効果を求める方、美しい自然を楽しみたい方、伝統的な日本の風情を体験したい方、そして家族やカップルでの旅行を考えている方です。

アクセス:JR磐越西線の会津若松駅で下車、そこからタクシーで約15分。車の場合は会津若松ICから約20分です。会津若松市の中心から車で10分程度の位置になります。

2. いわき湯本温泉

いわき湯本温泉は福島県にある歴史的な温泉地で、日本三古泉の一つとして知られています。この温泉は毎分5トンの豊富な湯量があり、多くの宿泊施設で源泉かけ流しの天然温泉を楽しむことができます。詩人の野口雨情の作品に当温泉地について詠まれた詩があります。

観光地

  • いわき市総合博物館:いわき市の歴史や文化を学ぶことができる博物館。常設展示や企画展示が行われており、市の歴史や文化を深く知ることができます。
  • いわき市立動物公園:さまざまな動物たちとのふれあいを楽しむことができる動物公園。家族連れやカップルに人気のスポットで、四季折々のイベントも開催されています。
  • いわき市歴史文化博物館:この博物館は、いわき市の歴史や文化を学ぶことができる場所で、多くの展示物や資料が展示されています。地域の歴史や文化に興味がある方には特におすすめのスポットとなっています。

泉質:いわき湯本温泉の泉質は、ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉です。この泉質は、肌に優しく、美肌効果が期待される特性を持っています。また、疲労回復や筋肉痛の緩和にも効果的とされています。

オススメの層:源泉かけ流しの温泉が多く温泉好きの方におすすめで、海に近いので新鮮な海産物や郷土料理などを楽しみたい方にも最適です。家族連れにやさしい宿も沢山あります。

アクセス:JR常磐線特急ひたち停車駅の湯本駅から徒歩数分、いわき湯本ICから10分程度。

3. 飯坂温泉

飯坂温泉は、福島県福島市飯坂地域に位置する温泉で、歴史・規模ともに日本を代表する名泉の一つです。福島市郊外北西の飯坂町、栗子連峰の麓にある温泉街で、「福島の奥座敷」とも称されている風情ある温泉地で、2世紀頃からの歴史を持つとされています。宮城県の鳴子温泉、秋保温泉とともに「奥州三名湯」として知られ、飯坂町を流れる摺上川を挟んで60棟以上の旅館が立ち並んでいます。

観光地

  • 鯖湖湯 (さばこゆ):日本最古の木造建築共同浴場として知られています。松尾芭蕉も浸かったとされる歴史的な湯で、1993年に改築されました。定休日は月曜日です。
  • 飯坂明治大正ガラス美術館:明治大正期の和ガラス3千点を展示しています。日本のガラス工芸の歴史や技術を感じることができる美術館です。
  • 福島片岡鶴太郎美術庭園:常設で陶器の作品など約70点を展示しています。また、著名人の企画展も開催されています。

泉質:硫酸塩・塩化物泉です。この泉質は、肌を滑らかにする効果があり、美肌の湯としても知られています。また、筋肉痛や関節痛、疲労回復などの効能も期待されています。飯坂温泉の湯は、その泉質から「美人の湯」とも称され、多くの人々に愛されています。

オススメの層:飯坂温泉は古くからの歴史があり、その雰囲気を楽しみたい方や美肌効果のある泉質から、幅広い層におすすめの温泉地です。

アクセス:東北新幹線の福島駅から飯坂線を利用して飯坂温泉駅まで約25分、そこからすぐです。また福島駅からはバスで30分で行くこともできアクセス良好です。

4. 磐梯熱海温泉

磐梯熱海温泉は、福島県郡山市に位置する温泉地で、月岡温泉、いわき湯本温泉とともに「磐越三美人湯」に数えられ、名湯百選の一つとしても知られています。温泉街は磐梯熱海駅のすぐそばと、五百川に沿って旅館が建ち並ぶエリアの2つに分かれていますが、非常に近接しているため、通常は1つの温泉街として扱われます。

観光地

  • 磐梯山:磐梯山は福島県のシンボルとも言える美しい山で、四季折々の風景が楽しめます。特に秋の紅葉は見事で、多くの観光客が訪れます。ハイキングやトレッキングにも適しています。
  • 五色沼:磐梯山の噴火によってできたと言われる五色沼は、その名の通り異なる色を持つ沼が点在しています。特に秋の紅葉の時期には、沼の色と紅葉のコントラストが美しく、フォトジェニックなスポットとして人気です。
  • 磐梯熱海温泉街:磐梯熱海温泉は、その歴史と共に多くの旅館やホテルが立ち並ぶ温泉街が魅力です。古くからの建物や街並みを散策しながら、地元のグルメやお土産を楽しむことができます。

泉質:磐梯熱海温泉の泉質は、ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉となっています。この泉質は、肌に優しく、美肌効果が期待されるものとして多くの人々に愛されています。また、リウマチや神経痛、筋肉痛などの疾患にも効果があるとされています。温泉に浸かることで、身体の疲れや日常のストレスからのリラクゼーションを得ることができるでしょう。

オススメの層:自然が多い環境で、喧騒な日常からリフレッシュをしたい方や、美肌効果、筋肉痛などの緩和など温泉質を楽しみたい方にもおすすめです。

アクセス:東北新幹線 郡山駅からJR磐越西線に乗り換え約13分、磐梯熱海駅から徒歩数分で温泉街です。また車は磐越自動車道の磐梯熱海ICから5分で着きます。

5. 芦ノ牧温泉

芦ノ牧温泉は福島県の南会津地方に位置する温泉地で、歴史的な背景を持つ旅館や施設が多いです。四季折々の美しい自然を有する山々に囲まれており、特に紅葉の季節には多くの観光客で賑わいます。さまざまな宿泊施設が点在し、日帰り温泉施設や足湯も楽しめます。

観光地

  • 会津武家屋敷:会津藩の下級武士・田村家の屋敷を再現した観光施設で、武家の生活や文化を体験できる施設になります。また、屋敷内には茶室や庭園もあり、四季折々の風情を楽しむことができます。※会津芦ノ牧温泉から車で約10分
  • 会津坂下町:会津戊辰戦争の戦場となった場所で、多くの歴史的建造物や史跡が残されています。町内には、旧藩主・松平家の居城である若松城や、戊辰戦争の資料を展示する博物館など、歴史的な観光スポットが多数あります。※会津芦ノ牧温泉から車で約15分
  • 大内宿:江戸時代の宿場町として栄えた場所で、現在も当時の風情を残す古い家々が立ち並びます。地元の名物やお土産を購入することもできます。※会津芦ノ牧温泉から車で約30分

泉質:主にナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉とされ、肌に優しい美人の湯として知られています。

オススメの層:戊辰戦争や会津藩の歴史などを豊富に感じることができるので歴史好きな人、また立地が自然に囲まれた静かなスポットでありのんびりと休日を過ごしたい人、良質な温泉を堪能したい人におすすめです。

アクセス:会津鉄道会津線の芦ノ牧温泉駅からバス、タクシーで数分。芦ノ牧温泉駅までは東武線で浅草・北千住から約4時間程度、東北新幹線経由だと東京駅→郡山駅→会津若松駅→芦ノ牧温泉で約3時間半です。車は東京→会津若松IC→芦ノ牧温泉で約3時間35分。

6. 土湯温泉

福島市街からほど近い位置にある磐梯山ふもとの温泉地で、1000年以上の歴史を持つ古湯として知られています。伝統的な旅館から現代的な宿泊施設まで多様な宿があります。

観光地

  • 湯愛舞台:土湯系以外にも東北六県のこけしが幾千体展示されており、「こけしの絵付け」体験室や展望室が設けられています。
  • 展望台:土湯温泉を一望できる展望台で、晴天時には鬼面山や箕輪山まで見渡すことができます。
  • 巨大こけし:土湯温泉内にある木製こけし3姉妹のうちの1体が展示されており、1本3m、500kgの大きさで、巨大こけしの前には『こけしの顔出しパネル』があり、隠れた人気フォトスポットとなっています。

泉質:硫黄泉が主で、特に「黄色い湯」として知られる硫黄の濃い温泉が特徴です。肌に優しく、美肌効果や健康効果が期待できます。

オススメの層:磐梯山やその他の美しい自然に囲まれた土湯温泉は、福島市街から近い立地でありながら四季折々の風景を楽しむことができるため、自然を愛する人々には最適です。

アクセス:東北新幹線・JR福島駅から車で約30分、路線バスは約40分で土湯温泉に行くことができます。車は東北自動車道福島西ICから約15分。

福島県は東京から電車でも車でも苦にならない近い立地でありながら、多くの歴史や温泉を楽しむことができる場所があります。磐梯山を中心とした自然溢れる温泉地から、リゾート的な海側の温泉地もあるので多様なニーズに応えてくれます。1泊2日でも十分楽しめますので、ぜひ旅行計画の1つとして検討してみてはいかがでしょうか。

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